In secret





美しく年を重ねたい。ワインも人も、そうありたい
と思います。できたての若いワインにも味わいが
ありますし、年を重ねたワインにはずっと複雑な
味わいが加わります。

また、飲んだあとで折にふれてそのワインを思い
出すことで、思い出が味わいにもなってくれます。

ワインのすごさは、ぶどうを搾って発酵させて、
ある程度天の恵みが味を決めるということ。
ワインの発酵とは、酵母という微生物によって、
ぶどうのなかの糖分がアルコールと炭酸ガスに
変化することです。

そして瓶に詰めたあとは、そのなかの世界だけで
育っていきます。10年、20年、30年。

樽で熟成させるのは酸化熟成で、瓶に入れて
からは液体のなかに入っている空気と酸素、
そのほかいろいろなものと何十年も生きている
わけです。

混ぜものもしないし、加熱するわけでも
ありません。それを還元熟成というのですが、
瓶のなかで何十年も生活していくことを思うと、
神秘的であり、愛おしくもなります。






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今日はビールを飲むには涼しすぎたので
ピザとワインの夕食をとった。



≪ワインの保存と温度管理について≫

ワインは、瓶詰めされた後も熟成を続けています。
ですから、扱い方や保存状態によっては熟成に
悪い影響を与えてしまいます。

ワインの大敵は、光、熱、乾燥、そして振動です。
ワイン選びの第一歩は、きちんと品質管理をして
いるワインショップを選ぶこと。太陽光が当たって
いたり、明るい蛍光灯の下に無造作にワインが
置かれているなどは考えものです。

新鮮でフルーティな早飲みタイプのワインは
立てて、長期熟成タイプのワインは暗めの
照明の下で寝かせておくなどの配慮が大切に
なります。

ワインショップの店内は一年中18℃で温度管理
が望ましい。18℃というのはワインを保存
する適温で(オールドヴィンテージは14℃前後)、
夏は寒く感じますが、冬は暖かいと感じるはず
です。
 
  「ワインは時を語る」(丸善株式会社)

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